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人生の大半の部分を占める『仕事』。どんな仕事をするのか、どの企業に勤めるか、仕事選びは残りの人生に大きく関わってきます。そのため求人情報を吟味し、妥協せずに選択することがとても大切です。
確かに仕事をするのは「生活費を稼ぐため」という第一の理由があるのですが、実際のところそれだけではありません。どれだけ「生活費のため」と割り切っていても、「社風が合わない」「想像していた仕事内容じゃなかった」「昇給制度がなかった」など、入社前の見落としのせいで仕事を続けられなくなってしまうときがあります。
求人情報のチェックポイント
効率良く求人票を検索し、たくさんの求人票を見ることによって、自分が求める仕事を見つけることができる確率が高くなります。
では、あなたが求める仕事はどんな仕事なのでしょうか?重要視するのはどんな項目ですか?職種?業種?それとも休日の多さや給料の高さ、福利厚生でしょうか?
まずは自分がどの項目を重要視するのかランク付けをし、最重要視する項目で求人票を絞り込みましょう。
業種や職種、求める給与額、勤務地などは個人の適正や好みにより決めていきますが、ここからは求人票を見るときの注意点を記載していきます。
①保険に加入してくれるか
会社側が雇用保険・健康保険・労災保険・厚生年金に加入してくれるのか、必ずチェックしましょう。まれに法律で加入しなければならないとなっているにも関わらず、加入させない企業もあるのでしっかりとチェックしてください。
- 雇用保険…(1)1週の所定労働時間が20時間以上であること(2)31日以上の雇用見込みがあること この2つに該当した場合全員加入しなければならない(試用期間中も同様)
- 健康保険/厚生年金…雇用形態に関わらず一定の条件に該当した場合、必ず加入しなければならない(フルタイム勤務の場合は全員加入)
- 労災保険…雇用形態に関わらず全員加入が義務付けられている
試用期間というのは、その後正式に採用することを前提としている雇用になるので、健康保険や厚生年金も試用期間中も加入対象になります。
ただし2ヶ月以内の期間を定めて雇用する場合、健康保険・厚生年金保険に加入しなくても良いので、そこを利用し加入させない企業もあるので注意が必要です。
②残業について
求人票を見ていると平均残業時間を記載している場合もよくありますが、平均残業時間はその会社全体の平均値であるので、応募している職種のものではないことが大半です。
同じ会社でも残業の多い部署とそうでない部署があります。気になる方は面接時に確認することをおすすめします。
残業代について、「みなし残業代」「固定残業代」「裁量労働制」という3種類の制度があります。
これらはすべて残業代を毎月定額で固定給に上乗せして払う制度ですが、1か月に45時間以上を設定している企業は、日ごろから残業が多く発生していると考えられます。
③年間休日数を確認
厚生労働省の平成29年度の調査によると、年間休日の平均は113.7日となっています。
求人票でよく年間休日105日と記載されている企業を見ますが、実はこの105日という数字、1日8時間労働の企業では最低限の休まなければいけない数字なのです。105日を切っている企業は、1日8時間に満たない就労条件であるか、または労働基準法に違反している場合が考えられます。
また週休二日制、完全週休二日制、土日休みなどの書き方にも注意が必要です。土曜は絶対に休みだと思っていたらほとんどが出勤であったり、年末年始などの長期休暇が休みでなかったり。ひとつひとつに目を通し、きちんと確認しておきましょう。
求人票に記載しなければならない項目
求人情報を掲載するときに、職業安定法により求人票に必ず記載しなければならない項目が多数存在します。
- 業務内容
- 使用期間
- 契約期間
- 就業場所
- 就業時間
- 休憩時間
- 休日
- 時間外労働
- 賃金
- 加入保険
- 募集者の氏名または名称
- 雇用形態(派遣労働者として雇用する場合)
法律で決められていることなので必ず記載されているかとは思いますが、万が一記載漏れがあるような求人票があれば、応募はやめておいた方が良いでしょう。
自分の要望と企業側の要望
掲載されている求人情報を見ていくと、なんとなく企業側がどんな人物を求めていて、どんな仕事を期待しているのかが伝わってきます。大半の企業は腰を据えて、社員の一員として働いてくれる人を求めています。


企業が求めている人物像に近ければ近い程、あなたが採用される可能性は高くなります。そのため企業側が求める人物像にどれだけ自分が合致しているのか、企業側に伝えることが重要です。そして会社や仕事に何かを求めていくだけではなく、会社側からの期待や要求に自分から率先して応えていくことも大事です。
「早く今の会社を辞めたい」「早く就職先を決めたい」と焦ってしまうこともありますが、理想の仕事を見つけるためにも求人情報をじっくりと読んで企業側の要望を読み取り、自分の希望と差異がないかしっかりとチェックすることが重要です。
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