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業界比較の重要性
倍率で見る業界比較
新卒で就職活動で行う方々に人気の業界をご存じでしょうか?年ごとに若干の変動はあるものの、下記のような企業(業界)が人気となっています。
- 伊藤忠商事(商社)
- トヨタ自動車(メーカー)
- 三菱商事(商社)
- サントリーグループ(食品)
- 三菱UFJ銀行(金融)
- 全日本空輸ANA(サービス・インフラ)
- 資生堂(メーカー)
- 日本航空JAL(サービス・インフラ)
- 東京海上日動火災保険(金融)
見て分かる通り商社、メーカー、サービス業は知名度が高い企業が多く、そのため入社を希望する学生が多く倍率も高くなる傾向にあります。
転職で人気のある業界
それでは転職の場合はどうでしょうか?
転職の場合、新卒とは違いIT業界や製造業、公務員へ人気が集まる傾向にあります。そして新卒者には人気が高かったサービス業へ転職を希望する人は少なくなる傾向になりがちです。
転職を希望する人の多くはライフワークバランスや離職率の低さ、給与面を重視することが多く、サービス業で実際に働いた経験がある方は、その厳しさを実感し業界を変えて転職活動を行うことが多いようです。
サービス業で働くことの難しさ

華やかなイメージがあるサービス業ですが、人と接することが多いのでトラブルも増えがちです。
- 直接クレームを受け止めなくてはならない
- 髪型や化粧など手を抜くことができず、徐々にストレスになってしまう
- 土日祝日や年末年始に休むことが難しく、結婚後や出産後に働き続けることが難しくなってしまう
このような理由から他の業界と比較すると離職率も高い業界と言えます。
もちろんサービス業が向いている方、サービス業が好きな方はたくさんいらっしゃいます。興味のある仕事を探すことは重要なのですが、その業界についても詳しく調べ、自分に適性があるのか・やっていけるのか十分に検討することが必要です。
休日が年間何日あるのか、いくら給与がもらえるのか、どんな仕事をするのか、就職活動では知っておかなければならないことがたくさんありますが、職種に関わらずどんな業界で働いていくのかも知っておかなければなりません。
業界比較をして志望理由を的確に述べる
面接時、「なぜこの業界を志望しましたか?」と聞かれることがあります。志望動機を語ることは誰にでもできますが、その業界ではなければならない理由、他の業界ではダメだという理由を話せる人はそう多くはありません。
そしてその業界の中でもなぜその企業を選んだのか、その熱意を面接官に伝える必要があります。

矛盾していると思わせない
面接では他に受けている企業があるのかと質問されることもあります。
そこで求職者が答えた企業が「製造業と不動産業」だとしたら、あなたが面接官の立場だったらどのような印象を受けますか?
面接官側からするとその人は一貫性がなく、手当たり次第に面接を受けている=うちの会社でなくても良いのでは?というマイナスイメージを受けることとなります。
そのため例えそれが本当のことであったとしても、矛盾があるような回答は面接の時にする必要はありません。
業界研究に便利なツール
まとめ
業界にはメリットとデメリット、どちらも存在します。
業界研究を突き進めていくと悪い点も嫌でも目にすると思いますが、その悪い点も認識した上で自己の判断で業界比較を行うことが重要です。